第6回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展
上野の森美術館で開催されている「第6回 東山魁夷記念 日経日本画大賞展」へ先週行ってきた。第6回目とあるがこれまで全く知らなかった。しかし従来の日本画観を軽く超えた充実した内容だった。
一番気に入ったのは蒼野甘夏「ビル風赤松図」だ。ビル風に煽られながら松の上に女性が立っている図だ。よく見ると背中に黒いつばさ、履物は高下駄。つまり天狗?それにしては鼻の高さが普通だが・・・。風に吹き乱された長い髪や着物の裾、振り向くさまの見上げ顔、小指をたてたしぐさ、それら動のなかの静の一瞬を切り取り、永遠に定着させた感じが新鮮だ。新鮮なのは構図だけでなくおそらく伝統的な日本画の線で描かれていないことも理由かもしれない。線ではなく色の面で構成されていてポスターチックというかアニメ塗りに近い。なんとなくサブカルチャーの匂いがするのも好みの理由かもしれない。それにしてもちょっと真似ができないポージングだ。
他にも大賞をとった谷保玲奈「繰り返される呼吸」、田中望「大宝市」、髙橋ゆり「儚くも嘘吹く」などが好きだった。出入口のカウンターのところに第1回目からの作品カタログが置いてあったので見てみたが、第1回目は従来の日本画の範疇からあまりとび出さない、ある意味面白みにかけるものが多かったようだ。しかし4回目くらいからは今回のような自由な作品が多くなってきたような気がする。世代が近いせいだろうかアニメや漫画のカルチャーをバックボーンにした作品が多かった気がする。
通常の展覧会でありがちな素通りするような作品が皆無な、充実した展覧会だった。
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川村記念美術館でやっている「











































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